ピンクとグレー/中島裕翔

やっぱりどうしてもスクリーンでこの作品の世界観を観ておきたくて、公開終わり間近にやっと観に行けた。


原作を読まずに観に行ったおかげなのか、せいなのか

なんの先入観もなくまんまと裏切られたのはとても楽しかった。


現実と理想

実像と虚像

それらが織り成す人間関係がとても複雑で理解するのに時間を要したが、自分なりに理解したあともいろんな感情や思考が入り混じって結局正解を出すことはできなかった。


人の感情や想いなんて言葉や声にしたって本当のことなんてわからないし、そもそも本当ってなんなんだろう。っていつも思うけど、この作品を通してまたそう感じた。

というより行定勲監督の作る作品はいつもこう、胸に引っかかる何かがあって、しばらくその作品から抜け出せなくする魅力があってとても好き。

原作に行定監督なりの脚本が加わっていたらしいが、考えされられる、考えたくなる作品になっていてとてもおもしろかった。



なんといっても、中島裕翔。

ゆうとりんすごかったなぁ。

映画初主演 素晴らしい俳優になったなぁ。

ゆうとりんの作品はわりと見てるけど、半沢 弱勝て 水球 デート どれもかっこいい役ばかりだったけど、やさぐれていく新しい役も完璧にこなしていてすっかりファンになってしまった。

まだまだこれから。活躍に期待大だなぁ。



そして忘れちゃいけないのが菅田将暉くん

彼の演技の振り幅はやばすぎる

本当に今、若手俳優がたくさん出てきている中で天才肌系演技派俳優だよね、うん。

菅田くん、彼もこれからもっと素晴らしい俳優になっていくんだろうなぁ。


本に映画に音楽に演劇に趣味が多すぎて時間もお金も追いついてないけれどこれからも読みたい見たい聴きたい観たいって思ったものはどんどん足を運んで自分のこの身体で体感したいと思った。



シゲアキ。良かったよ。良かったね。